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TOMIYUKI KANEKO
金子富之
赤神虎(せきしんこ)
2019 岩絵具、透明水彩、アクリル、ペン、箔、吉祥麻紙
116.7×91.0㎝
赤という色は神様や魔性のもの、または神域など非日常の空間に良く現れます。自然界の中の赤は良く映えて目立ち特殊性や神秘性を宿し、また生命力の根源の表現だと思います。青や緑と対とされた場合は〝陽〟とされ華やかな印象を持ちます。東北の来訪神ナマハゲも赤と青の対で現れる事が多く赤がジジナマハゲ、青がババナマハゲと言われ、陰陽二極のバランスがとれていた方が自然の摂理として良いのだと思います。赤神虎は緑神虎の対として表現しました。
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