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TOMIYUKI KANEKO
金子富之
バロンはインドネシア、バリ・ヒンドゥーの獅子神でありますが、神出鬼没の虎の神秘性を有する虎神(バロン・マチャン)も存在します。
バロンダンスは聖獣バロンと魔女ランダの善悪の二元論の終わりの無い物語を展開させます。二元は世界中の伝説や神話では欠かせない要素でありますが、一元という他者と自己との境界の無い世界では、あらゆる行為が善悪の区別無い完全な一つの世界感覚とされます。そこでは現実に起こる物事の全てが実体のない物語とされるようです。
バロン・マチャン
2013 岩絵具、透明水彩、アクリル、ペン、ニス、箔、古書、吉祥麻紙
227.3×181.8㎝
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