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TOMIYUKI KANEKO
金子富之
鎮火風祭の大虎(ちんかふうさいのおおとら)
2019 岩絵具、透明水彩、アクリル、ペン、箔
230×480㎝
宮城県に火伏せの虎舞があります。火の用心を呼びかける祈祷舞で650年前から行われているそうです。屋根の上に並んで舞い、虎舞の虎の面に頭を噛まれると無病息災とされます。日本には野生の虎はいないので想像力で独特の造形になっています。
昔、早春から初夏にかけて奥羽山脈からの強風で大火に見舞われる事がありました。雲は龍に従い、風は虎に従うと言う言い回しがあります。風を従わせる虎の威を借りて風を鎮める意味があるのです。
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