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TOMIYUKI KANEKO
金子富之
天手力男神(あまのたじからおのかみ)
2014 岩絵具、透明水彩、アクリル、ペン、箔、薄美濃紙
200×300㎝
力や技芸の神であり、天の岩戸に隠れた太陽神・天照大御神を力で導き出し世に光と秩序を齎しました。二度と岩戸隠れする事が無い様に岩戸を投げ飛ばし信濃国に落下しその地が岩戸神社になったと言う伝説があります。
人間個人の生み出す力(パワー)は心的な要因が大きいと思います。それは各個人本来の自分の本質に戻る旅であり、自分は自分である時一番持ち味が出せ、リスクも少ないと思います。遥か太古から続いている様なまだ発見していない本来の自分とそのあり方。自分の本質的能力以上のものはどうしても苦しくなります。力の追求は元々の場所に戻る原点回帰であり常に帰り道です。全ての人達の遠い遥かな元の場所。そこに懐かしいラディカルな力の源泉が湧き出ている気がします。
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